はじめに
Brightcove では、Google Drive という一般的なクラウド ストレージ プラットフォーム上のフォルダを選択し、その中の動画を自動的に取り込むことができます。
監視対象フォルダを利用すると、Studio にアクセスできないユーザーや、Studio を使用しないユーザーでも動画をアップロードできるようになります。これは UGC(ユーザー生成コンテンツ)ソリューションが必要な場合に最適です。
必要条件
- Google Drive アカウントを所有している必要があります。
- Brightcove 統合専用のフォルダを作成する必要があります。
- カスタム メタデータ フィールド を以下の値で作成する必要があります:
- 表示名: Ingestion GUID
- 内部名: ingestion_guid
- タイプ: テキスト
- Google Cloud コンソールで Brightcove アプリをホワイトリストに登録する必要があります。手順は次のセクションで説明します。
Brightcove アプリのホワイトリスト登録
Google Cloud コンソールで Brightcove アプリをホワイトリストに登録する必要があります(これは Google アカウントの管理者が実行する必要があります):
- サポート リクエストを送信して、Brightcove の Google Cloud アプリのクライアントID を取得します。
-
サポートからクライアントID を取得したら、Google Cloud コンソール管理画面(https://admin.google.com)で、セキュリティ > アクセスとデータの制御 > API コントロール へ移動します:
Google Cloud コンソール管理画面 -
サードパーティ アプリのアクセス管理 をクリックします。
サードパーティアプリのアクセス管理 -
アプリを追加 をクリックし、OAuth アプリ名またはクライアントID を選択します:
アプリを追加 -
サポートから提供されたクライアントID を入力し、アプリを検索します:
クライアントIDでアプリを検索 - Brightcove アプリが見つかったら、隣の 選択 ボタンをクリックします。
-
Brightcove アプリのクライアントID が表示される新しいダイアログが表示されます。該当のアプリを選択し、選択 をクリックします:
アプリの選択 -
アプリのアクセス設定を構成するための画面が表示されます。信頼済み:すべての Google サービスにアクセス可能 を選択し、構成 をクリックします:
アプリアクセスの構成 - アプリは「信頼済み」だが「Google によって検証されていない」として構成済みアプリ一覧に表示されます。これで Google Drive アカウントへのアプリのホワイトリスト登録は完了です。
Google Drive の設定
- Video Cloud Studio にログインします。
- 左側のナビゲーションでIntegrations をクリックします。
- をクリックします。
- Google Drive アカウントを Integrations モジュールに接続する方法は 2 つあります:
-
1. をクリックします。
-
2. をクリックします。
- Google アカウントへのアクセス許可を求めるダイアログが表示されます。使用するアカウントを選択し、Brightcove に Google Drive データへのアクセスをすべて許可してください。続行 をクリックします。
- 取り込み対象とする動画があるフォルダを選択します。選択 をクリックします。
- メタデータ設定を構成し、 をクリックします。
- フォルダが正常に取り込まれたことを確認するダイアログが表示され、ファイルが Media モジュールで利用可能になります。
- ファイルは現在、Media モジュールに 非アクティブ な状態で同期されています。Media モジュール内の動画の挙動に関する詳細は、Media モジュールの使用開始 をご覧ください。
- Media モジュールでの動画の表示方法:
- Media モジュールでの動画の表示方法:
注意事項と制限事項
- 現在、Brightcove は Google Drive フォルダからのみ動画を取り込みます。フォルダ内のすべてのファイルが取り込まれるため、Brightcove にアクセスさせたくないファイルは入れないでください。
動画ファイル以外のアイテムがフォルダにある場合、Brightcove はそれらの取り込みを試みますが、取り込みは失敗します。ただし、それら非動画ファイルに対しても動画オブジェクトが作成され、Media モジュールに表示されます:
非動画ファイルが取り込まれた例 これらのアイテムは安全に削除できます。
- Google Drive フォルダから取り込まれた動画は 非アクティブ として追加されます。再生可能にするには、Media モジュール(または CMS API )でアクティブ化する必要があります。(Beacon をご利用の場合、動画が Beacon アカウントと同期される前にもアクティブ化が必要です。)動画のアクティブ化方法については、動画のアクティブ化と非アクティブ化 をご覧ください。
- Brightcove 専用のフォルダを作成する必要があります。
- Brightcove アカウントごとに、接続できる Google Drive フォルダは 1 つのみです。
- 1つの Google Drive フォルダは 1 つの Brightcove アカウントにしか接続できません。ただし、異なるフォルダを異なるアカウントに接続することは可能です。
- フォルダ内に大量の動画がある(または追加する)場合、50 件ずつのバッチで順次取り込まれます。すぐに取り込みたい動画が 1〜2 本ある場合は、Studio または Dynamic Ingest API を使用して追加することで、それらの動画を優先的に取り込ませることができます。
- フォルダから動画を削除し、後で同じファイル名で再度追加した場合、それは 新しい動画 として取り込まれます。既存の動画を上書きすることはできません。
フォルダの切断
フォルダを切断するには、以下の手順に従ってください。
- Integrations モジュールに移動し、Google Drive をクリックします。
- 接続を作成したユーザーのメールアドレスをクリックします:
メールアドレスをクリック - 接続済みのフォルダが表示されるので、右側の三点メニューをクリックし、フォルダの切断 を選択します:
フォルダの切断
アカウントの切断
Google Drive アカウントを切断するには、以下の手順に従ってください。
- まず、前のセクションの手順に従ってフォルダを切断してください。フォルダが切断されていない場合、アカウントの切断は失敗します。
- Integrations モジュールに移動し、Google Drive をクリックします。
- アカウントを接続したユーザーのメールアドレス右側の三点メニューをクリックし、アカウントの切断を選択します:
アカウントの切断
トラブルシューティング
以下の問題が発生した場合は、それぞれの対応手順に従ってください:
認証されていません
このエラーは、Google Drive アカウントとの外部接続が削除されたことが原因である可能性があります。以下の手順をお試しください:
- 「再接続はこちら」をクリックします。
- Google Drive アカウントへのアクセスを許可します。
- エラーメッセージはおよそ5分後に消えるはずです。
フォルダが見つかりません
このエラーは、フォルダが削除された、または名前が変更されたことが原因と考えられます。以下のいずれかの方法をお試しください:
- Google Drive 上でフォルダを元の名前に戻すか復元します。エラーメッセージはおよそ5分後に消えるはずです。
- 「再接続はこちら」 をクリックし、新しい名前のフォルダを選択します。
- Studio からフォルダを削除し、接続手順を再実行します。